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【3年連続】新潟県高齢者大学の講師を担当しました 弁護士 五十嵐 勇

8月31日、新潟県高齢者大学で「身近な法律~相続~」というテーマで講師を担当させていただきました。

去年は成年後見制度などの解説もしていたのですが、今年は相続に特化した内容にしました。

意外と「誰が相続人なのか」「何が相続財産なのか」という点は知らない方多いように思います。
例えば、母と子4人の家族で、子の1人が死亡した場合、相続人になるのは母だけなのですが、子供たちも相続人になると誤解している場合もございます。
あと、生命保険も、受取人が相続人の一人である場合、それは受取人の固有の財産ですので、相続財産には含まれず遺産分割の対象になりません。このへんは「よくあるQ&A」にも書きましたので、興味がありましたらご参照ください(「生命保険金の扱い」)。

あと、意外と知られていないことでいうと、葬儀費用と香典の処理方法ですね。葬儀費用は喪主の負担とするのが原則的取り扱いですから、基本的には相続財産から支出することはできません(「葬儀費用は誰が負担するか」)。また、香典は、喪主に対する贈与と考えられているため、相続財産には組み入れないのです(「香典は誰のもの?」)。

最後になりましたが、新潟県社会福祉協議会の皆様、受講生の皆様、ありがとうございました!

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