遺産分割協議-弁護士の交渉により、疎遠な相続人と早期に遺産分割協議が成立した事案
分野:遺産分割
依頼者:70代 被相続人の配偶者
トラブル相手:被相続人の孫
遺産の種類:預貯金
遺産額:約800万円
エリア:新潟県外
事案の概要
依頼者の方は被相続人の配偶者で、相続人として子や孫がいました。
孫は、県外に在住していることやその他家庭の事情があり、全くといっていいほど連絡をとったことがない方でした。預貯金の名義変更等を行う必要があるため、相続人全員で協議を行う必要がありますが、そもそも他の相続人がどこに住んでいるのかも正確には把握しておらず、また、どのように連絡をとって交渉をしていけばいいのかわからないということで、当事務所にご依頼されました。
交渉の経過と結果
まず、相手方の居住地を把握しなければなりませんので、戸籍の附票等を取り寄せました。
そして、依頼者としては、過去に借金を立替払いしていたこと等を主張したいということもあり、相手方に対して謝礼を払うことで相続分の譲渡を受けるという提案をしました。
これに対し、相手方は法定相続分相当額の現金の支払いを要求してきました。
当方は、それに対して、粘り強くこれまでの経緯等を交渉し、最終的に相手方には当方の提案に関して納得してもらいました。
速やかに書面を交わし、遺産分割が成立しました。
担当弁護士の所感
なかなか連絡がとれない相手方でしたが、こちらの提案通りの解決ができ、大変よかったです。関係が遠い相続人とは、心理的に連絡を取りづらかったり、どのように話し合いをすればよいのかわからないということは、無理もないことかと思います。このような方は弁護士を代理人とすることで、案外スムーズに話が進むこともありますので、お気軽にご相談いただければと思います(担当 五十嵐勇)
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五十嵐 勇
新潟県加茂市出身
新潟県立三条高校 卒業
新潟大学法学部法学科 卒業
九州大学法科大学院 修了
弁護士登録(66期)
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