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相続解決事例

事案の概要

新潟の実家に住んでいた母が亡くなり、実家の近くに住んでいた姉と、県外に住んでいる弟が相続人となりました。
当事務所は、県外在住の弟さんから依頼を受け、姉との間で遺産分割協議を進めることになりました。
依頼者によれば、母の生前、母の口座から多額の金額が引き出されており、その使途不明金について
追及してほしいとのことでした。
また、県外在住の依頼者としては、実家などの不動産は不要であり、できれば預貯金のみを取得したいとの希望もありました。

当事務所の対応

まず、母の銀行口座の取引履歴を取り寄せ、姉が母の口座から引き出した金額をリストアップしました。
そして、母の口座から引き出されたお金の使途について、姉に説明を求めました。
母の口座から引き出されたお金の使途として、母のために使われたものと認められないものについては、
既に姉が取得したお金として主張し、結果として、預貯金の3分の2相当を依頼者が取得する内容で解決することができました。

担当弁護士の感想

複数の相続人がいる場合で、被相続人のお金を管理する人が特定の人であった場合、生前に被相続人の口座から引き出されたお金が、使途不明金として争いになることがよくあります。
お金を管理する人が、被相続人のお金をしっかりと管理し、使途などを明確にすることは非常に重要です。
しかし、被相続人のために支出を全て記録することは不可能に近く、遺産分割協議の際に争いとなってしまう事があります。
他の相続人から被相続人財産の使い込みを疑われている場合や、他の相続人の使途不明金を追求したい場合などは、弁護士に相談になることをお勧めいたします(弁護士 江幡賢)

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