遺産分割協議-親子間の遺産分割の事例
事案の概要
本件は、母が死亡した後、父と子の間で母の遺産分割について紛争となってしまった事案です。
もともと父としては、遺産分割については円満な協議ができると考えておりましたが、ちょっとしたボタンの掛け違いから、子と連絡が取れなくなってしまい、子から遺産分割調停の申し立てがされた事案です。
当事務所の対応
遺産分割調停となってしまいましたが、もともと両者の間には感情的に強い対立があったわけではなかったため、調停の中で誤解や不信感を解きほぐしていき、スムーズに調停を成立させることができました。
親子とも法定相続分のどおりの取得となりました。
担当弁護士の所感
遺産分割は財産にかかわるものであり、またすべての相続人が遺産に関して同じ情報を持っているわけではなく、情報に偏りがあるため、相互に不信感を持ちやすいものです。
本件は遺産分割調停になってしまった案件ですが、相続手続の段階から第三者としての立場で弁護士が関与すれば、未然に紛争を防げたかもしれません(担当 小林)
掲載日2023年5月24日
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